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Z世代の次!α世代ってなに?

マーケ界隈ではよく聞くZ世代ですが、実はもう次の世代が来ていることをご存知でしょうか。

それがα世代(アルファ)です!
いやZの次はα!?aに戻るんじゃなくて!?
って思った同士はこのまま読み進めてください。

今回はZ世代の次、α世代について書いていきます。

この記事を読むとわかること

・α世代って誰?
・どんな特徴があるの?
・どんな影響力を持っているの?

α世代とは

α世代は2010年〜2025年に生まれた(または生まれる予定)次世代消費者のことです。
2022年現在の最年長は12歳(小学6年生)になっている子どもたちですね。

α世代という言葉は2005年にオーストラリアの世代研究者マーク・マクリンドル氏が作りました。
当時この世代の名前についてアンケートを取ったところ多くの人が「A世代」を提案しましたが、この世代はこれまでと全く異なる新しい特徴を持つと考えたため、それを表現する意味でαを採用したんだとか。

まだ生まれていない子どもたちも対象になっているため、当然ながらまだ規模は小さく、
実際に購買力を持って経済に影響を与え始めるのはまだ先だと考えられていますが、
実はすでにこの世代の習慣や価値観が家庭内での購買行動に一定の影響を与えているとも言われています。
いずれにしても今後のビジネスにおいて重大な影響力を持つ可能性は高そうですね!

α世代の特徴

α世代が持つ特徴として以下2つをご紹介します。

①デジタルネイティブ/デジタルファースト
α世代の最大の特徴はなんといってもコレでしょう。
2010年といえばiPadとInstagramがローンチされた年です。
彼らの多くは生まれた時から身近にそういったデバイスがある環境で育つので、
最新のデジタルテクノロジーに当たり前に慣れ親しんでいる世代です。

②ポストパンデミックノーマル
α世代はコロナ以前の生活を知らない(覚えていない)子どもも多く、
デジタル世界で人と交流して社会的な繋がりを持つ生活が当たり前の世代です。
学び、遊びだけでなく社会的参加のためにもテクノロジーを用い、
他のどの世代よりも多くの情報に触れてグローバルに繋がり合う世代と言われています。

これらがα世代の大きな特徴と言われていますが、
どれを見てもやはり今後はよりデジタルでのアプローチが重要となってくることが予想されますね!

α世代の持つ影響力とは

α世代はすでに家庭内での購入意思決定に広く関わっています。

株式会社Viibarが3歳〜6歳の子どもを育てる親を対象に行った調査によれば、
約7割の親がオンライン動画をきっかけに子どもになんらかの商品やサービスを買い与えたことがあると回答しました。

特に子ども自身が使うものに関しては、子ども自身の意見を取り入れる家庭も多いため、
親の消費行動を促す世代として注目されています。

ではα世代はどういったきっかけでその商品・サービスが欲しくなるのでしょう?

α世代は一般的に他人に影響を受けやすく、購入の意思決定にもいろいろなものから影響を受けています。

アメリカの調査ではa世代が最も購入の意思決定に影響を受けるものは、
1位:友人(28%)
2位:インフルエンサー・ブロガー(25%)
3位:家族(21%)

となっています。

認知や検討においての重要なドライバーとなるインフルエンサーやブロガーは、
今後のマーケティング戦略において特に重視すべき存在となりそうですね!
(僕もそこに絡めるブロガーになれるよう日々精進しよう…)

そしてお財布の番人、最終決裁者である親が納得できるような商品・サービスを、
ターゲットである子どもにも、その親にも刺さるコンテンツで届けることが求められます。

親と子どもの2軸が絡まったデュアルコンシューマージャーニーを意識したマーケティング戦略がα世代を取り込む上で重要になってくると思います!

まとめ

今日はZ世代の次、α世代についてまとめてみました。

・2010年〜2025年に生まれた世代がα世代
・大きな特徴はデジタルファーストとポストパンデミックノーマル
・すでに家庭内において購入意思決定に影響力を持っている
・今後、よりデジタルを活用したアプローチが求められる

「今時の若いもんは…」と言っている先輩方のお気持ちも若干わかり始めてきた筆者ですが、こうしてどんどん新しい世代が生まれて、新しい価値観が生まれて、そこに対してどんなアプローチができるのかを考え続けていくってとてもワクワクしませんか!?

身体はどんどん老いていきますが、思考は若く、アップデートし続けられる人でありたいなぁと思う今日この頃です。

それではまた!